2010年10月16日土曜日

効率的な時間の使い方 その3

ドラッカーは時間浪費原因をいくつか紹介しています。「時間を記録して、自己診断。浪費時間を分析して仕事を整理しろ」と言っています。
確かにその通りですが、人にとって「無駄な時間」「時間の浪費」とは、「自分の価値観のために使えない時間」の事だと思う。一生に使える時間は、最大でも100年前後、いくらお金を積んでも増やせない。高齢になると体がついてゆかなくかもしれないし、病気になっているかもしれないし、最悪あの世に行っているかもしれない。

それなら、自分の価値観に使える時間が少しでもあったら、躊躇せず使うことだ。会社で多少頑張ってもサラリーマンの給料なんてたいして増えやしない。多少評価が悪くても、クビにならない程度にそこそこ頑張っているふりをして、自分の価値観のために時間を優先してしまおう。

一見、会社側から見ると、不良社員に見えるが、自分の価値観のために少しでも時間を生み出そうという習慣のある人間は仕事の効率も自然と良くなっているはず。自分の同僚などを観察してみよう。会社人間ではないので出世はしないかもしれないし、飛び抜けて優秀では無いが、普通の人より何か結果を出している人がいるはずだ。ワークライフバランスがとれていていきいきと仕事をしているかもしれない。好きな事に時間を使っているのでストレスも少なくなり、仕事のストレスに対しても強い人材となっている可能性もある。企業も、社員にたいして「もっと自分の価値観のために時間を使え」と推奨すれば、だらだら残業代を稼ぐやつも減って、効率よくなるはずだ。

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