2018年8月4日土曜日

自由研究にOECD(経済協力開発機構)のデーターを使おう

新聞記事などに登場するOECD(経済協力開発機構)には、様々な統計データが掲載されています。例えば最近話題になっている、女性医師の割合の国別比較などが可能です。
ビジネスの様々な資料作りから、ファクトチェック、夏休みの自由研究まで、活用できます。
統計情報 https://stats.oecd.org/
主要な情報日本語ページ https://www.oecd.org/tokyo/statistics/

2018年7月9日月曜日

蓄電コストはが下がり、原発は無駄になる

世の中には、なぜか再生可能エネルギーを快く思わない人がいます。そして、必ず言う事は「太陽光も風力も出力が不安定で使い物にならない」である。実際、数が多ければ変動は小さくなるし、そもそも需要も大きく変動しているので日本の現状では大騒ぎするほどの事はない。
さて、今後さらに再エネを増やすために重要な技術は蓄電である。揚水発電なども蓄電の一つですが、場所も限られるので、今後大きく増やすことはできない。一方蓄電池は寿命が短くコストが高いという欠点がある。ただし、蓄電池での蓄電コストが高いのは今現在の話である。
蓄電池は自動車やドローン、携帯電話、など様々な目的のために、製造原価の削減とサイクル寿命の高寿命化を目指して今でも開発が続いている。一回の充電で1000kmを超えるような自動車ができれば儲かることが分かっているので、投資も増えているのでしょう。
同じコストの蓄電池でも寿命が倍になれば蓄電コストは半分で済む。蓄電コストはどのくらい下がっているだろうか?住宅用蓄電池はこの10年で半額以下、寿命も倍くらいに伸びているので、蓄電コストは10年で4分の1に下がっている。おおよそ5年で半分の計算になる。10年で4分の1、15年で8分の1、20年で16分の1の計算になる。
現在はまだ、1kWhあたり30円~50円くらいする。これが2040年ころには20分の1前後まで下がる可能性がある。1kWhあたり、1.5円~2.5円くらいになる。
太陽光発電の発電単価は7円/kWhくらいにはなるので、電力のコストは充電を含めても10円以下になる。
電力の分散化が進めば、中央集権型の電力のように長距離送電も不要になり、災害にも強くなる。途上国など電力が乏しい地域にもいっきに拡大できる。安い分散化電力が当たり前になるり、自動車もEV化が進むので、自動車も蓄電設備としての役割を兼ねるようになり、さらに蓄電が加速することになるだろう。それでも、今から原発新設など無駄な投資はやめたほうが良い。原発が40年の寿命を迎える前に、もっと安い電力で原発は無駄になるだろう。

2018年6月4日月曜日

日本は森林や農地を利用せずに、太陽光だけで電力をまかなう事ができるか?

蓄電コストが下がったら、日本は太陽光発電だけで電力はまかなえるか?
それも、森林や農地を破壊せずに実現きるか?

答えはNo


住宅地の10%で太陽光発電なら可能な値ではないだろうか?
日本の住宅地面積は111万ha、道路や学校、工業用地などは含まない。住宅地のうち約10%を太陽光発電に使えるとすると、10万ha以上になる。

1平方メートルあたりの平均発電量は一日あたり300Whくらい。
晴天率や太陽の角度によって発電量は異なるが、日中平均で一時間あたり25Wh発電できれば、一日平均で300Whくらいは発電できる計算です。

1haでは10000平方メートルだから、3000kWh/日になる。

さらに、10万ヘクタールでは
100,000×3,000kWhだから、300,000,000kWh/日になる。

年間に換算すると365倍して、1000億kWh/年