2016年12月24日土曜日

ブラック企業大賞を報道しない民放

今年の「ブラック企業大賞」には、電通が選ばれた。
ところが、報道したのはNHKくらい、民放もほとんどの新聞社も、電通に遠慮しているのか、圧力がかかっているのか、まったく報道しない。
NHKだけが唯一、全国向けのニュースのなかで時間を割いて報道していた。

NHKの報道

マスコミは民放といえども、事実を伝える役割があるのに、特定の企業や団体に都合が悪い報道はしないという証拠ではないか?今回はNHK頑張った。

2016年12月9日金曜日

そこそこレベル3つ戦略で差別化する

他人と差別化し、その道で一流になれば、自分の価値が上げられるし、職を失ったときにも有利である。しかし、そんなに簡単ではない。日本一とか世界一になることは、凡人には無理。
自分と同じことが出来る人は100人に1人くらいはいるものだ。100人に一人くらいのレベルならば、ちょっと努力すれば達成できそうです。そこで、100人に一人くらいができそうな事を2つやったらどうだろう。100×100で1万人に一人の人材になれる。3つやったら100万人に一人だけ。
1つの事で100万人に一人のレベルになるのは難しいが、3つの事を100人に一人のレベルになるのは簡単で、簡単に他人と差別化できる。
そもそも、複数の専門分野を身に着けると、相乗効果で、ユニークなアイデアも出てくるようになる。

これは、個人の能力の話だが、企業も同じ。一つの分野でダントツを狙うよりも、そこそこ3つ戦略、いかがでしょうか?


2016年12月4日日曜日

技術士二次試験の面接試験うけてきました

技術士二次試験

12月3日に技術士の二次試験の口頭試問を受けてきました。

技術士の二次試験は、ほぼ一年がかりです。
3月に受験準備、4月に出願しますが、出願時に経歴と、技術的な経験を記載します。
ここで、経歴と経験をしっかり書いておかないと面接で苦労することになりますので、要注意です。

経歴も経験も、技術士法を良く理解して記載しておくことが重要です。私は、あまり気にせずに書いてしまい、ちょっと失敗だったかもしれません。

技術士法に技術士の定義がかかれています。

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第一条  この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。

第二条  この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう
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つまり、技術士になる資格があるかどうかの審査を受けるので、
科学技術の向上や、国民経済の発展に寄与するような事をやっているか?
科学技術に関して、誰でも出来る事ではなく、高度な計画、研究、設計、分析、試験、評価や、これらの指導をやっているか?が書かれている必要があります。

出願時の記載内容について、質問が行われることになります。自分がやってきたこと、経験してきたことであれば、かなり詳細に答えられるはずですから、自分が得意な分野で、審査員に興味をもってもらえそうな、専門的な内容を記載しておけば良いと思います。

毎年、二次試験の筆記試験は7月に実施、10月下旬に結果が発表、筆記試験に合格すると、11月末~1月の中旬までの間に口頭試験があるそうです。

面接試験の会場は、このところ、毎年、東京渋谷駅の近く、フォーラムエイトというところで行われているそうです。受験票には、試験の時間より10分前までに受付を済ませるように書かれていますが、多くの方が余裕をもって、一時間前くらいに受付を済ませている様です。私は電車が遅れる事などを考慮して、渋谷駅には2時間以上前に到着し、会場には50分くらい前に受付を済ませました。
受け付けると、試験の部屋と、控室を指定されます。5分前になったら試験室の前の椅子で待つように指示されました。面接は50部屋くらいに分かれて行われており、控室に行ったら100人以上の人が待機していました。ここで、最後のチェックをしている人が多いです。
チラッと見ると、話す内容を詳細までメモして暗記している人もいれば、余裕でのんびりしている人もいます。ここで、緊張してしまう人もいるそうなので、いったん建物の外に出て、コーヒーなど飲みながら準備していても良いと思います。


面接は20分で、10分の延長がありえると書かれています。20分話をすると喉がかわく可能性があるので、直前に水を飲んでおきまた。

10分前に控室を出て、トイレでネクタイの曲がりなどをチェックしてから、部屋の前で椅子に座って待ちました。
時間になると中から面接官の一人が呼びに出てきます。挨拶して、部屋に入ったら、荷物を置ける椅子が横に置いてあり、荷物を置いて、受験番号と氏名をフルネームで伝えると、開始です。

面接官は二人で、中央に置いてある椅子に座ります。
部屋の時計は、たまたまかもしれませんが、見える場所にありましたので、助かりました。

座るとすぐに、経歴と技術的な経験を続けて話すように言われました。特に話す時間は指定されなかったので、4分くらいで話しました。経験は技術士法にある「計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務」を意識して、答えました。

その後、業務における役割だとか、技術経験について、様々な質問がありました。私の場合はプロジェクトリーダー役割なので関係者の人数、注意点などを質問されました。技術的経験は、具体的に質問されました。また、業務を進めるうえで、技術倫理に関わる経験を質問されました。業務でやってきている事なので、答えに悩む事はありませんでした。

10分程度で、経歴とその中の経験の話は終わり、その後、なぜ技術士になろうと思ったかの質問をされました。さらに、技術士になった事を想定した、こういう場合はどうするかという質問があったり、それらの回答に関わる質問がありました。また、特許は出願していますか?件数を答えると、登録はありますか?と質問がありました。これも、ほとんどの人が確認されるそうです。
その後、CPDでは何をするのか質問があり、現在やっている事を質問され、学会に加入しているかという質問もありました。大学の研究会に参加したりしていることを話すと、どうして、参加することになったのか?など質問されました。

最後の方に「お決まりですから、技術士法を勉強していますよね。技術倫理に関して、記載されていることを話してください。」と言われ、お決まりの3義務、2責務を答え。
最後に「技術士になったら、ぜひ〇〇してください。」と言われて、終了しました。時間は20分より、少し短めでした。質問は片方の人が8割質問をして、もう一人が2割くらいでした。

挨拶して、外に出ると、次の人が座っていました。

面接の進め方は、昨年購入した参考書にほぼ書かれた通りで、お決まりの質問も同じでした。
想定される質問を、通勤時などに考えながら準備をすすめておけば大丈夫だと思います。

と、言っても、合格発表は3月1日です。余計な事を話してしまい減点されている可能性もあるので、発表までわかりません。最近の面接試験の合格率は専門分野や年度によって50%~80%ですから、準備不十分だった私としては、ちょっと心配です。