2012年4月4日水曜日

電気自動車と相性の良い自然エネルギー

ソーラーパネルによる家庭用のソーラー発電、買取制度があるとはいえ、電力会社にとってみると、晴れたときだけ供給が増え、ちょっと曇ると供給量が減ってしまい、あまり増えてもらうと電力供給量の調整がやりにくく困るという意見もある。発電された電力を簡単に蓄えておくことができないから、発電量変動が多いソーラー発電は厄介もの扱いされてしまう。風力発電も、風がふかなければ止まってしまうので、同様だ。
蓄電といえば電気自動車、充電するのに一定の電力は必要ないので、変動の大きいソーラー発電や風力発電でも問題ない。特にソーラーパネルならば騒音も出ないので近所迷惑にもならない。買い物や通勤、休日の利用中心ならば、ソーラー発電だけで十分まかなえる可能性がある。
一般の家庭用ソーラー発電は電力会社と契約して、余った電力を売ることができるが、儲かるほどの発電量をえるのはなかなか大変だ。それなら、発電した電気は全て車に使ってしまうのはどうだろう。最近ソーラーパネルは100Wあたり3万円くらいでも購入できる。日産リーフは24kWhのリチウムイオン電池を搭載している。30万円+取り付け費用などで、せいぜい40万円投資するれば、1kW分のパネルが設置できる。1kWの発電量で晴天なら、一日に6kWhくらいは発電できる。4日フル充電可能だ。休日に使うだけの車なら十分に足りてしまうだろう。ソーラーカーのようにパネルを車に取り付ける必要も無い、家や車庫の屋根にパネルを取り付けるだけだ。
電力会社は、人口も増えない、工場なども海外進出するにも関わらず需要が増えるとしている。その理由は電気自動車需要の拡大だ。そして、その需要をまかなうためには原発が必要だと言うわけだ。
電力会社の負担を増やさず、二酸化炭素削減が出来る。これ以上原発も増やさないで済む、「電気自動車とソーラー発電の組み合わせ」、当然、自動車メーカーは考えているだろう。電気自動車なら充電できるから、決まった電力会社から送電線で送られてくる電力を購入する必要も無い。電力会社だけを儲けさせる必要もないので、これは、大きなビジネスチャンスだと思う。