2016年8月27日土曜日

仕事ができる人の時間管理

残業が多いのに、「仕事が遅い」「仕事ができない」「アウトプットが少ない」と感じる人を見かけることがあります。良く見ると、システム手帳とか持っていて、スケジュール帳にびっしりスケジュールが書かれていたりする。
そこで、お勧めは、少なくとも2週間先くらいのスケジュールと、長期のプロジェクトで仕事をしている人は、プロジェクト全体の主なイベントの日程を頭に叩き込んでおくのが良いと思います。
スケジュール帳に書いておかなければ忘れるような仕事は重要ではないし、重要な仕事ならば、手順を何度も考えたり、ミーティングまでの準備をどうするのか考えるので、自然と、何月何日(または曜日で)そこまでの段取りを含めて頭の中で整理され、それに向かって仕事が進むはずです。
人間だからうっかりミスもあるし、他の人とのスケジュール調整のために、もちろんスケジュールを見える様にしておくのは重要ですが、まともに仕事をやっていればスケジュールはおおよそ記憶できてしまうのが、自然です。
「覚えくれないくらいの仕事があって忙しい」という人は、すでに品質の高い仕事ができなくなっている可能性もありますし、品質の低い仕事で済むなら、それは、忘れても良い仕事で、無駄な仕事という可能性もあります。
「ミーティングがたくさん入っているので、覚えきれない」という方もいらっしゃるでしょう。準備もせずに参加するミーティングだったら、参加しなくても済むのでは?準備が必要なミーティングなら、それに向けた調査や検討などをやっているはずで、スケジュールを忘れるはずはありません。
ということで、仕事ができる人は、簡単なメモ程度で、ほとんどのスケジュールを記憶して仕事をしています。というのが、長年仕事をやってきて感じる事です。

2016年8月12日金曜日

電験3種合格法

昨年までの三年間続けて電験三種を受験しましたが、今年は試験を受けないと思うと、何となく寂しい感じもします。
三種の次に、二種を受けると言う選択もありますが、先に他の資格で頑張ろうかと思います。

さて、試験日まで3週間を切りましたが、何となく勉強が進まなかった方でも、3週間あれば1科目合格くらいは可能だと思います。

電験三種は出題範囲が広いので、勉強に時間がかかるように感じますが、60点とれれば合格ですから、6割しっかり理解していれば合格圏です。
問題は5択なので、極端な話、50%解答できれば、残りの50%は適当にマークしておけば、確率的には1/5の10%は正解できて60点とれる計算になります。

毎年、問題を見ると、市販の教科書に無いような問題が1~2問は含まれています。
試験中にそういう問題に時間をとられないようにしましょう。その時間は計算問題の見直しなどに使った方が良いと思います。

ということで、私の勉強法は、次の通りです。

まず、例題の多い参考書を購入しました。
勉強は、問題の解き方ではなく、意味を理解しながら問題を解いて勉強します。
下手に計画を立てると、計画通りに進まないときに焦りますので、空いている時間は勉強するという感じで進めました。
どうしても理解できない項目はパスします。無駄に勉強時間をとられますので、すべて終わってから余裕があれば勉強します。
どうしても記憶しなければならない事は、メモ等して、通勤時などに7回覚えるまで、覚えます。
メモは試験直前の確認に使えます。
社会人で一度に四科目合格する勉強時間を捻出するのは難しいでしょうから、3回の受験で合格を狙いましょう。

3回の受験ですが、どの科目から合格を目指すかですが、自分が得意だったり、好きなものからやっておけば良いと思います。
電気工学出身者なら、「理論」と「機械」は学生時代に勉強している人も多いと思うので比較的合格しやすいと思います。機械工学出身者は「電力」が機械工学系の出題が多いので合格しやすいと思います。
私は機械工学系出身なので「電力」はそれほど勉強に時間がかかりませんでした。「理論」は他の電気電子系の資格取得で勉強をされている方なら、それほど難しくないと思います。
「法規」は過去問題をみていただけるとわかると思いますが、かなり広範囲で計算問題などがでます。しかしながら、参考書に出ている問題に近い問題が6割程度は出題されていますので、参考書をしっかりやっておけば何とかなると思います。
私の場合は一年目に「理論」、二年目に「機械」と「電力」、三年目に「法規」で合格できました。
8月の土日は、それなりに時間を使って勉強しましたが、他の日は、例題一問程度の意味を理解して解答できるようにしました。

ある程度勉強してから、過去問題をやってみて、弱いところをもう一度やっておきました。
勉強時間不足になる失敗の多くは、すべて理解しようとして、必要以上にわからないところに時間を費やしてしまうことです。もちろん、知り合いで教えてくれる人などがいれば活用すれば良いでしょうけれど、5割の問題が解ければ、1割は鉛筆をころがして解答しても正解になる確率はあるわけですし、正解者の数いよっては55%正解でも合格点に調整されることもありますから、5割は確実に問題を解けるようにやってみると良いと思います。

残りの10日間でも得点アップで合格圏内ということは十分ありえますので、最後まであきらめずに頑張りましょう。

それから、オマケですが、
電験三種の問題が解けるレベルならば、ついでに技術士の一次試験を電気電子で合格できる可能性は高いです。ちょっと受験料は高いですが、来年、電験三種を受ける方はついでに受験してみてください。

電力10社の電力需要

電力10社の電力需要実績は
http://www.fepc.or.jp/library/data/demand/index.html
で紹介されています。

どのくらい需要が減っているのか確認してみると

 2007年度の電力需要は,10社販売電力量合計で 9,195 億kWh
 2015年度の電力需要は,10社販売電力量合計で 7,971 億kWh

です。

2007年を100とすると、2015年は86.7
ということで、13%以上も需要が減っています。

2007年の原発比率は26%ですから、そのうち半分が省エネや需要減で不要になったということです。原発が半分不要となったともいえます。

電力自由化で今年から集計されないようです。
日本にとって電力需要や電源別割合などは重要な情報です。広く国民に、わかりやすい情報共有をする必要がありますが、最新の情報が公開されないのは残念です。

日本の電力需要についてはここに記載があります。
http://www.fepc.or.jp/enterprise/jigyou/japan/index.html