2010年10月11日月曜日

企業の緑地:生物多様性化

多くの工場など、広い敷地を持つ事業所を持っている企業も多い。緑地も義務付けられているが、芝生がきれいに整備されている企業が多い。生物多様性という点では好ましくない。
生物の多様性を考えるならば、ビオトープ化したり、雑木林化すべきだろう。上手く運営すれば、芝生を手入れするよりも経費も安く、対外的に企業のイメージアップとしてアピールできるはず。ある程度の手入れは必要だろう、また規模が小さいと特定の植物や虫が大量発生するなどの問題もあるだろう。蚊が大量発生すれば近所から苦情が出てしまう可能性もある。
そこで、地元のボランティア団体などと共同で行うこともよいかもしれません。また、周辺の事業所や学校などと共同で実施すれば、食物連鎖など生態系としてのバランスも良くなるはず。「鳥が一ヶ所の公園樹木に集まり大変だ。」というような事も聞くことがあるが、生態系のバランスが崩れているからだろう。
行政も企業の緑地の多様性を評価するようなシステムを考えてはどうだろうか?単純な緑地化ではなく多様性に取り組みビオトープ化しているような場合は、優遇制度を考えても良いかもしれない。また企業の環境への取り組みもISO14000などとは別に、NGOの客観的な評価でクラス分けするなど、企業が生物多様性に取り組むと得をするようなシステムを考えても良いかと思う。
今回のCOP10を機会に、生物多様性で企業を判断できるような評価システムが出てくることも期待したい。

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