中国の深圳、香港から近い経済特区で急速に発展した都市だが、自動車が増え、市内では渋滞がひどい。マナーの悪さが渋滞に拍車をかけている感じもするが、車の数が増えすぎたのだろう。
新聞によると、中国では昨年1月から11月の販売台数が1600万台で米国より多く、日本の4倍近い販売台数だそうだ。ブラジルもロシアもインドも、旺盛な購買力で急成長しているそうだ。
中国の渋滞している状況を目にすると感じるが、戦後日本が発展したのと同じ、省エネとか二酸化炭素削減とはほど遠い、石油中心の経済発展だということだ。
新興国と言われるどの国も経済発展すればするほど、石油の消費量は爆発的に増えるだろう。しばらくは増産で耐えられるかもしれないが、限界があるはずだ。そうなると石油の価格が上昇し我々の生活にも大きく影響が出てくるだろう。
そこで、早期に省エネ社会、脱石油(炭素)社会に成功した国に転換する必要がある。日本には転換できる可能性がある。新興国ではまだ自動車はステータスかもしれないが、日本などでは、移動手段という価値になりつつある。移動手段としては、今の自動車は非効率だ。ハイブリッド車と言っても、人間を2~3人運ぶだけで、あの重さも大きさも必要ないはず。もっと小型で駐車スペースも不要。燃費も桁違いに良い自動車(自動車とは言わないかもしれない)移動手段、高齢者でも安全な移動手段を開発し、官民一体となって普及することが必要だと感じている。
日本では、まだまだ、自動車にステータスを感じるという人も多いかもしれないが、ぜひ、いろいろなアイデアを出して、次世代移動手段の実現に向けて動いてほしい。
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