品川駅、新幹線側を出ると最先端のビルが並んでいる、多くの企業が集まり、そのビルの間に公園や緑地帯がある。
あるとき、待ち時間の間、その緑地のベンチで休憩していた。緑地としては何か違和感がある。最初は何が変なのかわからなかった。建物の中の緑地にいるような感覚だ。しばらくすると、夏場なのに、鳥の声も蝉の声もしない。異様な緑地だということに気づいた。
清掃が大変だからか、鳥も虫も排除しているのだろう。「鳥にえさをあたえるな」という看板が出ていたと思う。都会の緑地は生物多様性とは程遠い緑地が増えているようだ、新しくできるオフィスビルの間には十分な緑地がとられているが、多様性を無視して、人間の都合だけを考えている様だ。
今年は「生物多様性年」ということなので、今後はビルや企業の緑地を「生物多様性」で評価してみてはどうだろうか?
新宿御苑を70点くらいとしたら、品川駅周辺の緑地は5点くらいだろうか?もしかもすると0点かもしれない。形だけ環境に取り組んでいますとか、ISO14000さえ取得していれば良いという企業も多い中、様々な視点で環境への取り組みを評価する仕組みがあっても良いと思う。
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