2011年3月18日金曜日

復興のために節電を

今回の地震で直接被害を受けていない工場でも、計画停電で十分操業ができない状況です。
その中には、生活必需品もありますが、被害を受けた工場を修復するための部品はもちろん、日本の多くの工業製品に使っている部品や原材料などが生産できない状況になっています。

工場やそれをサポートする様々なシステムを稼動させるためには、準備や停止するために時間がかかります。例え2~3時間の停電でも、前後に何時間もかかる場合があり、生産が半分以下、ひどい場合は何もできないという状況に陥ってしまいます。これでは、復興に時間がかかり、日本の経済の回復も大幅に遅れてしまいます。企業の多くが、解雇が必要になったり、ボーナスが出せないという状況に陥るでしょう。
一週間のうちに5日連続通電、2日停電の方が、毎日2~3時間停電より工場などにとっては都合が良いのですが、生活を考えると、なかなか、そういう停電の方法はとれません。工場と家庭を別々の送電にすることは簡単にできないようです。

やはり、全体で3割くらい節電できれば計画停電をしなくても済む可能性もあります。家庭の電灯をLED化するのはもちろん、1/3の電球をはずして点灯できる数を減らすとか、エアコンが二台ある家庭は一台のコンセントを抜いたりブレーカーを切って、その部屋を使わないとか、早寝早起きするとか、トイレの便座ヒーターを止める、30%の節電を目指してみる。

企業も、蛍光灯の本数を半分に減らすなど、照明を50%減らす。看板の照明をすべて消す。残業を減らす。企業の休日を輪番制としたり、時差操業をする。競合企業とも協力して部品や部材の入手、輸送などを考えて電力の使用効率をアップする。

などなど、アイデアを出して、できるところから、どんどん実施してほしい。まずは、自分の家で出来ることから実行しよう。

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