NRIの提言にもあるように、テレビ、特に大型の液晶テレビの消費電力量は大きいです。最近の機種は省エネが進んだとはいえ、売れ筋の42Vで、100W程度はあります。リビングで使うようなLED電球は8W程度ですので、LED電球10個分以上にもなります。
テレビが100Wの消費電力はすべて熱に変わり、室内を暖めてしまうので、もし、エアコンをかけならが100Wのテレビを見ていると、テレビによる発熱量分もエアコンが冷却することになります。100Wの発熱を冷やすために、ヒートポンプで効率が良いと言っても30W程度の消費電力となります。合わせると、130W程度、LED電球を15個も使っている計算になります。
各電力会社も夏のピーク電力削減に向けて節電の呼びかけをしていますが、なぜかテレビを消そうというメッセージはほとんど書かれていません。設定温度を高めにして暑さを我慢するよりも、テレビを消したほうが健康的です。ラジオならば、1Wの消費電力で十分です。テレビを見ないで家族で会話、読書、音楽鑑賞、趣味など有意義な時間に使うことができます。
テレビでは絶対に呼びかけない話題ですが、この夏から、「0(ゼロ)の付く日は、テレビゼロの日」を呼びかけ定着させませんか?
無理に一日中テレビを消す必要はありません。いつもより、30分テレビを見る時間を減らしましょうという運動です。
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