2014年3月8日土曜日

甲種危険物取扱者 取得までの手順

危険物取扱者は、ガソリンスタンドなどに必要な資格として、「乙4」と呼ばれる、「第4類乙種危険物取扱者」は受験者も多く、高校生なども受験しているポピュラーな資格です。

すべての危険物を取り扱える資格として 「甲種危険物取扱者」があります。ところが、受験資格が必要で、化学系の大学出身者等でないと、いきなり「甲種」を受験することができない。
ただし、受験資格を調べてみると、乙種で1類か6類、2類か4類、3類、5類、の4種類の乙種の資格を取得していれば、甲種の受験資格が得られることがわかります。

【まずは、乙4から取得】
そこで、まず乙4類を受験しました。
試験科目は
・危険物に関する法令
・物理学及び化学
・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
それぞれ、60%以上正解で合格です。
物理化学の基礎が分かっていれば3日間くらい頑張れば覚えられる量です。
問題集を購入してきてやっておけば十分合格できる、比較的簡単な資格だと思います。

【次に、甲種の受験資格を得る】
乙4類に合格したら、次は、乙3類、5類、6類を受験します。
同時に3つの資格を受験することができます。6類の代わりに1類を受験しても良いのですが、物質の数が少ないので6類の方が簡単です。
乙類は一つ持っていれば、法令と物理化学の科目免除になりますので、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」だけ受験することになります。
参考書や問題集は、4類を除いた1、2、3、5、6類が一緒になったものが売っています。

比較的安い参考書は、
チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト
乙3類、5類、6類に合格できれば、乙4類を合わせて、甲種の受験資格が得られます。

【いよいよ甲種受験】
甲種の受験では、3科目とも受験して、やはり、それぞれ60%以上の正解が必要です。
参考書は、甲種の参考書を買わなくても、乙種の参考書を使えば十分です。問題の数が違いますが、受験してみた感じでは「法令」も「物理化学」も乙種とほとんど同じレベルだと感じました。

危険物の性質は全て覚えないといけませんので、1類~6類まで頑張って覚えてください。と言っても、60点で合格ですから、全部覚えきれなくても大丈夫です。3、4、5、6類はすでに乙種の勉強で一度覚えていますので、続けて受験していれば、それほど負担にはなりません。問題に出る物質は、1~6類までの約120くらいありますが、「性質・消火」は20問出で12問正解すれば合格です。5択問題ですので、半分わかれば、残りはわからなくても20%の確率で当たる可能性があります。4類が多めに出る傾向がある様なので、4類は完璧に覚えて、残りは50%くらい覚えておけば、十分合格できると思います。
乙3、4、5、6類で受験資格を得る人が多いので、1類と2類の危険物を覚えていないと不合格になる可能性も高いので、要注意です。1類と2類で特に特徴のある物質はよく覚えておくべきだと思います。

神奈川県等では年に4回試験が行われていますので、約半年あれば甲種まで取得できます。

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