川内原発の稼働が始まりました。
「二酸化炭素削減のために、原発稼働はやもうえない。」という人もいます。いったいどのくらいの二酸化炭素が削減できるのか計算してみました。
1kWhあたり、火力と原子力の二酸化炭素排出量の差は、おおよそ、
500グラム=0.5kgです。
(最新の火力は474グラム、原子力は一番良い条件で計算して20グラム
日本の年間総需要は電力会社合計で、約9000億kWh
そのうち、20%強の、2000億kWhを原発にしたとして、
2000億×0.5kg=1000億kg
=1億トン
世界の二酸化炭素総排出量は2012年で、
326億トン、そのうち日本は約12億トン
世界の約0.3%、日本の排出量の8%削減になる。
原子力の廃棄物にかかるコストや、未完成の核燃料サイクル、事故が発生したときのリスクを考えた時に、それでも削減しなければならない量なのだろうか?
ちなみに
2014年度の電力需要は,10社販売電力量合計で 8,230 億kWh,対前年伸び率 (単位:億kWh,%)
3.0 %減と,4年連続で前年実績を下回った
電力需要のピークは
2007年度の電力需要は,10社販売電力量合計で 9,195 億kWh
ピーク時から約1000億KWhも減っている。
100万キロワットの原発が70%稼働できたとして、一基あたり
100万×24時間×365日×0.7=61億3200万kWh/年
1000÷61=約16
約原発16基が不要になった計算です。
照明のLED化など、省エネが進んだからだろう。省エネの効果で0.5億トンの二酸化炭素が減っていることになります。
電源別二酸化炭素排出量
http://www.fepc.or.jp/nuclear/state/riyuu/co2/sw_index_01/
世界の二酸化炭素排出量
http://www.jccca.org/chart/chart03_01.html
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