色々な国家試験がありますが、合格率10%程度の資格でも短時間の勉強で合格できる人と、比較的簡単だと言われている試験になかなか合格できないという人がいます。
その差は何でしょうか?今までの経験や相談を受けて感じたことを書いておきます。
1) 基礎を甘く見ている
例えば、危険物の免許を取得するなら、高校の「化学基礎」程度、電気電子系の資格なら「物理基礎」程度を理解していなで、いきなり暗記だけで受験しようとするから効率が悪い。
高校生向けの一番やさしい参考書を買ってきてやっておくことをお勧めします。特に、単位の意味や基礎的な法則など、参考書に載っている基礎的な例題などを理解しておくと良いと思います。急がば回れ、高校の基礎は色々なところで役立ちます。
2) 60点で良い
多くの国家試験は、合格ラインは60点、電気主任技術者の電験三種などは平均点が低いと55点でも合格することがあります。60点で合格しても100点で合格しても、どちらも同じ合格です。
勉強しても、どうしてもわからないところに時間をかけない捨てる。特に社会人は時間が無い人も多いと思います。わかるところでポカミスが無いように時間をかけて十分練習しておき、「わからないところに無駄に時間をかけないであきらめる。」ということが必要だと思います。どの試験も100点がとれにように、工夫されていることもあり、電験三種の法規の試験などは、市販されている教科書/参考書に記載されていない内容が出題されたりしています。
多くの国家試験が5択が多い。半分確実に解答できれば50点はとれる。残りの10点は、あてずっぽうに解答しても確率的には取れる。解答がわからない問題でも、明らかに間違っている問題はすぐにわかるので、実際には2~3にしぼることができるので、正解になる確率はもっと高くなる。
3) 数字の記憶には時間がかかる
いわゆる一夜漬け、試験の直前数日で暗記しようとして、よくある失敗は、一度に色々覚えるので、どちらの数字かを、試験が始まると、真っ白になって忘れてしまう。多くの数字を覚える必要がある試験は、特に要注意。
暗記の必要で、間違えそうな、特に数値などは、ちょっと長期間かけて記憶に定着させておいたほうが良いでしょう。通勤時間の利用などが有効です。7回覚えると、さすがに覚えます。
4) 理解する
例題や練習問題は、解き方を理解することが重要。解き方を丸暗記しても、応用が利かないから、ちょっと問題を変えられると答えられなくなる。何度考えても理解できないものは60点で良いと割り切る。
5) 直前まであきらめない。
試験場に向かう電車の中で復習した問題が出た、何て事は、何度もあります。試験前に疲れてしまってはポカミスも増えますから、まあ、疲れない程度に復習しましょう。それも、とくにうろ覚えのところをやりましょう。
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