太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー設備の増加、高圧での一括受電、電力自由化、さらには省エネの推進など、電気技術者が必要とされるケースが増えている。特に、法令で定められた電気主任技術者が必要とされている設備も多い。
電気主任技術者の中で登竜門とされるのが、第三種、この試験を「電験三種」と呼ばれている。
年に一度、9月最初の日曜日に行われていて、試験は「理論」「電力」「機械」「法規」の4科目、科目合格制度があり、3回の試験でこの4科目に合格すればよいので、勉強時間の限られる社会人でも3回の試験で合格を目指すことができる。
さて、勉強法ですが、範囲が広いので短期集中の勉強では一度に4科目は厳しいかもしれません。学生ならば多くの科目を授業で勉強しているはずなので、ざっとおさらいすれば済むかもしれません。学生は特に夏休みを有効に利用できるので、一発合格を狙えると思います。
「理論」は電気/電子系出身の方なら、ちょっとおさらいするだけで、基本的な問題を60点とれれば合格ですので理論を理解したうえで問題集で練習しておけば問題ないと思います。
「電力」これは意外ですが、機械系の問題が多いので、機械科系出身の方がとりやすい問題が多いかもしれません。
「機械」これは、電子系にはちょっとつらいかもしれません。「機械」という科目ですが、機械科系の人は勉強したことの無い内容が多いです。
「電力」「機械」ともに範囲が広く、簡単に解けない問題も出題されますが、あくまでも60点で合格ですので、理解できるところを十分練習して確実に得点をあげるべきだと思います。
「法規」は、単純に条文を覚えても合格できませんし、教科書に出ていないような設問もあります。ここも60点で合格ですので、教科書に書かれている内容をしっかりおさえれば大丈夫です。ただ、範囲が広いので、思ったより勉強に時間がかかります。覚える内容も多いので、社会人は通勤時間などを利用して、繰り返し覚えるのが良いかと思います。
私の場合は、一回目は「理論」だけ合格、二回目は「電力」「機械」、三回目で「法規」
に合格できました。
試験は朝一番目が「理論」ですので、最初に「理論」を合格しておくと、次の年にゆっくり試験会場に出かけることができるので、楽でした。
「法規」は四番目の試験ですので、三回目の試験は午後から出かけても十分ですが、一問で合否が決まる場合もあるので、朝から会場の近くや会場の自習室で復習をすべきだと思います。
合格点ですが、60点が目安になっていますが、回答率によって、年によっては55点で合格できる場合もありますので最後まであきらめずに頑張りましょう。
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