2014年1月5日日曜日

火力発電は、燃料費が本当に高いのか

新聞等に「原発を停めて火力を使っているので、年間3兆6千億円も燃料費が余計にかかっているという記事が出ている。将来も火力を続けるとずっとこの金額がかかるように誤解を与えているように感じる。
 燃料費だけに注目すると、2010年度の火力発電量は約6240億kWh。産経新聞によると、これにかかった燃料費は3.6兆円、単価を計算すると、36000億÷6240億=5.769円


2010年度の原子力発電量は2918億kWh。2010年度と2013年度が同じ総発電量だとすると、この2918億kWhを発電するために、産経新聞によると、3.6兆円追加で必要という見積もりである。単価は36000億÷2918億=12.34円。これは、古い石油火力や効率の悪い火力を使ったので、二倍以上のコストがかかってしまった結果だ。

もし、2010年度の火力と同じ設備比率だったとすると、5.769×2918億=1兆6833億円の増加で済んだことになる。 最新の火力を導入すれば、もっと燃料費は安くなる「。コストが理由で原子力を新設しなければならない」と言う主張は、ちょっと言い過ぎではないか?

石炭ガス化コンバインドサイクルなど、最新の高効率火力に置き換えれば、2010年の火力発電に使った化石燃料で原発分もまかなえてしまうはず。



















参考とした記事
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131204/trd13120414560005-n2.htm

http://megalodon.jp/2015-0322-1609-02/www.sankei.com/life/news/131204/lif1312040008-n2.html


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