2014年1月6日月曜日

風力発電は日本に向かないは本当か?

風力発電は日本には向かないのではないかという誤解がある。私もそう思っていました。
過去に、ヨーロッパの風力発電機をそのまま導入した結果、台風等で故障したり事故が起こったりしたからだろう。
日本でも十分な主要電源として成り立つ出力が得られるであろう報告が、二つの省庁から報告が出ていますが、どちらも二億kW以上の導入ポテンシャルがあるとしています。
どちらも、気象や地形、自然環境、住宅地などを考慮して集計されていますので、大きく間違ってはいないはずです。まずは、読んでみてください。

http://www.env.go.jp/earth/report/h23-03/
http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2011fy/E001771.pdf

2014年1月5日日曜日

再生可能エネルギー発電量(水力を除く)が原発の発電量を超える日

ヨーロッパ、アメリカ、それに中国で風力を中心とした再生可能エネルギーの総発電量がうなぎ登りに増えています。再生可能エネルギー発電量(水力を除く)が原発の発電量を超える日を推定してみました。

再生可能エネルギー発電量(水力を除く)が原発の発電量を超えるのは2022年ころ、風力発電単独の総発電量が原発の総発電量を超えるのは2027~2029年ころと推定できました。
(推定は、ちょっと遠慮した推定ですので、もう少し早いかも?)

海外と比較して、日本では再生可能エネルギーが過小評価されているのが残念だ。

データー入手先
http://www.eia.gov/

 Electricity Net Generation (Billion Kilowatthours)

火力発電は、燃料費が本当に高いのか

新聞等に「原発を停めて火力を使っているので、年間3兆6千億円も燃料費が余計にかかっているという記事が出ている。将来も火力を続けるとずっとこの金額がかかるように誤解を与えているように感じる。
 燃料費だけに注目すると、2010年度の火力発電量は約6240億kWh。産経新聞によると、これにかかった燃料費は3.6兆円、単価を計算すると、36000億÷6240億=5.769円


2010年度の原子力発電量は2918億kWh。2010年度と2013年度が同じ総発電量だとすると、この2918億kWhを発電するために、産経新聞によると、3.6兆円追加で必要という見積もりである。単価は36000億÷2918億=12.34円。これは、古い石油火力や効率の悪い火力を使ったので、二倍以上のコストがかかってしまった結果だ。

もし、2010年度の火力と同じ設備比率だったとすると、5.769×2918億=1兆6833億円の増加で済んだことになる。 最新の火力を導入すれば、もっと燃料費は安くなる「。コストが理由で原子力を新設しなければならない」と言う主張は、ちょっと言い過ぎではないか?

石炭ガス化コンバインドサイクルなど、最新の高効率火力に置き換えれば、2010年の火力発電に使った化石燃料で原発分もまかなえてしまうはず。



















参考とした記事
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131204/trd13120414560005-n2.htm

http://megalodon.jp/2015-0322-1609-02/www.sankei.com/life/news/131204/lif1312040008-n2.html


2014年1月4日土曜日

放射線量の偽装を再現

高い放射線量が計測されたという写真が掲載されたりすることがありますが、偽装を再現してみました。
新聞に、トリウムを含む、ガスランタン用のマントルを挟んで写真をとってみました。
新聞の日付がわかるようにして、駅や有名な建物の前で写真を一緒に撮ると、「ここは、こんなに高い値を示した。」と偽装できてしまいます。
最近、ウソの情報が写真とともに拡散されることがありますので、複数の情報を調べるなど、十分に注意するべきでしょう。

通常の値 
毎時0.11マイクロシーベルトを表示

新聞にトリウムを含む
ガスランタンのマントルを挟む
大きな値を示す



2014年1月2日木曜日

世界の総発電量

世界の総発電量等を調べるのに良いサイトがあります。
http://www.eia.gov/
例えば、風力発電の発電量は
2011年に 4463億キロワット時
原子力は 25072億キロワット時

世界中の風力発電の発電総量は原発の1/6程度と、すでに主要な電源となっていることがわかります。

全世界の再生可能エネルギー発電量と原子力発電との比較