2011年9月9日金曜日

3.11から半年、原発についてもう一度考えてみよう

3月11日の大震災から半年が過ぎようとしています。そこで原発について、もう一度考えてみましょう。

御前崎にある、浜岡原発が停止と決まったときに、スズキの鈴木修会長兼社長が、「ほっとした」とコメントされていたことを思い出しますが、もし、今回の地震が東海、東南海、南海地震で浜岡原発が福島原発のような事故を起こしていたら、浜松に拠点があるスズキは壊滅的な打撃を食らっただろうし、多くの従業員が影響を受けることになってしまっただろう。「ほっとした」というのは当然かもしれない。

今回の福島第一原発の事故では大量の放射性物質が飛散し、200km以上も離れたところでも通常の何倍もの放射線量を示す場所が報告されています。遠く離れた神奈川県の海老名市でも、雨水の集まる場所の土壌は1μSv/hくらいの値を示す場所もありますので、いかに大量の放射性物質が拡散したのかわかります。

福島原発の場合は東側が海で、大気中に放出された放射性物質の大半が海側に流れていったと予想されます。天気は西から変わると言われますが、日本では大気は西から東に流れています。もし、東側が陸地だったらさらに汚染地域が広がっていたと考えられます。
もし、御前崎だとすると、汚染地域は静岡県だけではなく、東側にある神奈川県も住めなくなるくらいの放射性物質が降り注ぐ可能性が高いと考えられます。さらに東京都内まで汚染地域が広がる可能性もあります。神奈川県は人口も多く、数百万人の原発事故難民が発生し、拠点を持っている企業も多いので日本の経済に壊滅してしまうと考えられます。

福島の原発事故ですが「想定外の津波によって電源が失われたため」ということになっていますが、津波が来る前に核燃料や制御棒が破損していなかったという証拠は今となっては炉心が溶融してしまいわからない状況です。震度6強の地震は、全国どこで起こってもおかしくありません。津波の心配が少ないとか、「津波対策をすれば絶対安心」と何でいえるでしょうか?

現状では、全国の原発で福島と同じ事故が発生してもおかしくないと考えるのが自然です。原発の周囲数十キロだけが危険というだけではなく、原発から100~200km離れていても特に東側にある地域は放射性物質で住めなくなるリスクがあるということです。

企業も、電気が不足するリスクは、自分たちで発電したり、節電を続けたりで回避できる可能性がありますが、原発事故は自分たちでどうすることも出来ません。地震の多い日本では、多くの企業にとって稼動する原発は事業継続を危うくする厄介者のはずだが、原発を推進したいという大企業のトップも多いと聞きます。地元の住民が故郷を追われるリスクをもっている原発を推進している政治かも多いと聞きます。何でそこまで、リスクを負っても原発を推進したいのか?私にはわかりません。
最初は「浜岡原発を止めたのは、菅総理の人気取りだよ」なんて言っていた人も、「200km以上も離れた場所でも、雨水が集まる場所の土砂が、通常の10倍以上になった。」と話しを聞くと、「浜岡原発は動かしたらダメだ」と言い出した。これが普通だと思う。

今後も脱原発社会の目指して、色々と考えてゆきたいと思います。

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