2016年10月17日月曜日

リニア新幹線に原発は向かない

東京電力柏崎刈羽原発、あるいは中部電力の浜岡原発再稼働の話題とともに出てくるのが、リニアモーターカーの新幹線には原発が必要だという議論。
でも、ちょっと考えてみると、高速鉄道に原発は不向きだ。なぜならば、高速鉄道は深夜から早朝にかけては運行しない。特に短時間で長距離を移動するリニア新幹線で深夜に移動する必要性はない、例えば品川駅を深夜0時過ぎに出て名古屋に深夜1時ころ到着するなんて利用者はほとんどいないだろう。メンテナンスもあるので、深夜から早朝は運転を止めることになる。運転を止めている時間帯の消費電力は非常に小さくなる。
一方で、原発の運転は厄介だ、出力を短時間で簡単に調整できない。だから深夜電力は安くしても使ってもらったり、揚水発電などで調整しなければならない。
もし、リニア新幹線のために原発を駆動したら、さらに深夜の電力が余って困ることになる。リニア新幹線のために原発が必要だという噂はどこから出たのかわからないが、たぶん、ありえない。オンオフの簡単な発電の方が調整しやすい。高効率のコンバインドサイクルなどが向いていると思う。
たぶん、「リニアには原発何基分の電力が必要」という話が、「リニアには原発が必要」という話にすり替わったのだろう。

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