2017年1月12日木曜日

トランプ大統領で加速する工場のロボット化

報道によると、トランプ次期米大統領は11日、米自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)に対し、フォード・モーターやフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)に倣って米国内の自動車工場に投資し、雇用を増やすよう促した。
トヨタも米国内で1兆円の投資を表明している。

さて、こんな事で雇用が増えるだろうか?自動車メーカーは安い労働力の国と競争しなければならない。メキシコで大規模な生産ができないとなれば、アメリカ国内でメキシコより安いコストで自動車を生産しようとするのは当然だ。

コンピューターの処理能力が向上し、AI、人工知能による画像認識技術なども進んでいる。今まで人間でしかできなかった作業をロボットで出来るようになりつつある。5年もすると自動車の組み立てはほとんど自動化できるだろう。今回のトランプ発言で米国内に工場設置を迫られたメーカーは、コスト削減のため自動化を加速させる必要があるため、一気に進む可能性がある。

自動車の組み立て作業を出来る汎用ロボットが出てくれば、自動車以外の産業にも普及することがなる。皮肉なことに、トランプが工場のロボット化が進み、従来の作業の多くがロボット化されてしまうことになるだろう。

雇用を増やすには、中国やメキシコと同じ仕事をアメリカに戻すだけではダメだ。日本も同じ状況で、いつまでも円安頼みの製造業から脱皮する必要があると思う。


参考報道
https://www.bloomberg.com/politics/articles/2017-01-11/trump-leans-on-gm-to-follow-ford-fiat-chrysler-u-s-investmen

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