2011年9月11日日曜日

雨水で集まる放射性物質 神奈川県海老名市内

福島第一原発から250km以上も離れた神奈川県海老名市、空中の放射線濃度は、ほぼ事故前の値に戻っている。しかし、雨どいから落ちた雨水の集まる場所などは放射性物質がたまっている。土砂の上にガイガカウンターを置くと、1μSv/h程度まで値が上昇した。集めた汚泥を測定してみると、ほぼ同じ値になる。正直、海老名でこれほどの値が出る場所があるとは思わなかった。(7月27日に発見)
1μSv/hを見たとき、改めて、福島第一原発事故の大きさ、ばらまかれた放射性物質の量の多さを感じました。原発の危険性を改めて感じました。
集まっている場所は限られ、50センチ離れれば値も低くなるので、心配するほどではないと思う。ただし、雨どいの水が集まる場所の土を子供が触ったり、その土で野菜を育てたりしないほうが良いだろう。

土砂を集めたのは良いが、どこに捨てれば良いのわからない。放射性物質を含んだものはどうするのか?今まで考えたこともなかった。明確な案内や情報がないので困ってしまう。「東京電力にお返しすべき」という人もいらっしゃったが、念のため、市役所に確認してみたところ、市の職員がサンプルとして回収して行きました。(役所も測定器を持ってきたが、ほぼ同じ値を示した。)
今のところ、市などの自治体でも放射性物質を含んだ土などをどうしてよいのか決まっていないそうだ。国ははっきりした指針を示さないと、今後、放射性物質を含んだ土砂が行き場を失って、市町村の倉庫などにあふれてしまう可能性もある。

雨水の落ちる側溝に溜まった
土砂の上に測定器を置くと、
1μSv/hを表示
土砂を取り除いた後
ほぼ平常に戻る



回収した土砂を測定
1μSv/hを表示

市内の小中学校なども調査が終わったようです。

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