2011年3月27日日曜日

超省エネ技術で世界をリードしよう

計画停電の影響で操業ができない企業も多く、日本の経済に大きな影響を与え始めた。停電は生活にも大きな影響を与える。今までいかに電力に依存してきたかがわかる。30年前から日本の人口は増えていないのに、必要な電力は倍になっている。省エネは進んできているはずなのに、電力は増え続けている。これから日本で原子力発電所を増やすのは難しいだろう。住民の反対で建設できる場所は無い。火力発電所も燃料の値上がり、燃料不足で簡単ではない。日本は超省エネ社会を目指すしかない。

ちょっと考えただけでも、いろいろな所に無駄があり改善できる。ほとんどのオフィスビルが日中でもブランインドを閉めて室内照明が必要になっている。屋外の明るさを室内に取り入れられる光を通すダクト、光ケーブルで日光を取り込める仕組みなど、工夫すれば省エネビルが出来る。外の気候が良いときでも、窓をあけられないオフィスが多い。外の風をうまく取り入れられるビルなど工夫すればエアコンが必要な時間も減らせるだろう。

ネットワークの利用も電力の使用が増える原因になっていると思われる。サーバーなど省エネタイプにすることはもちろん、停電に備えて、太陽光発電でまかなえるサーバーを企業に設置するなど考えるべきだろう。携帯電話の基地局も自然エネルギーにすれば、省エネと災害対策が両立できるはず。30年前の1980年と現在で生活が良くなったとは思えない。ただ、無駄が増えただけかもしれない。うまく考えれば、便利で快適で超省エネが実現できるはずだ。

日本は、今回の災害で一時的には経済が後退するかもしれないが、原子力にブレーキがかかり、エネルギーの問題は地球的な規模の問題になるはずだ。そのときに、超省エネ技術で日本の知恵と工夫が世界をリードできるようになると思う。

技術者のみなさん、超省エネ技術で世界をリードしよう。

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