2011年1月6日木曜日

テレビでCMを流しているからと信用してしまう、消費者の心理

テレビCMを頻繁に流していた不動産企業が実はすでに赤字で、苦しい状況で資金を集めていた。という報道がされているが、テレビのCMでこんな話を聞いたことがある。

「テレビでCMを流しているのだから大丈夫」という若い人の話だ。普通のサラリーマンが、消費者金融から借金をすることなど、普通は考えないだろう。ところが「テレビCMをやっているくらいだから多くの人が気軽に借りているものだ」と思い込んで気軽に借りている人がいたそうだ。銀行でも借りられそうなのに、消費者金融を銀行と同じ程度と考えてしまう、テレビの効果というのもはリスクの大きなものもリスクを小さく感じさせてしまうものなのだろう。

英会話、不動産など頻繁にCMを流しているから、利益も出しているちゃんとした会社だと思ってお金を支払ったらお金が返ってこない。こんなこと実際に起こっている。
「テレビのCMで有名な会社だからと安心してはいけない。判断は自己責任だ。」と言うことだろうか?そんな教育をしないといけない時代になってしまったのかもしれないが、「まず、疑え」という教育が本当に良いのかも悩むところだ。

広告代理店も、テレビ局も、安心できる企業かどうかなど判断するのは難しいのかもしれないが、何か基準が作れないものだろうか。法令などで規制する方法もあるのだろうけれど、限度もある。

やはり、消費者の立場としては、インターネットの普及で、テレビのCMも、インターネットの広告も、同じ様なもの、信頼できない場合もある。中学や高校では、消費者としての教育を充実しなければならないのかもしれない。法令よりも教育かもしれないと、感じた。
インターネットの普及で、テレビでの広告費がどんどん下がってくると、また、同じような事が起こるかもしれない。そう思っていたほうが、良さそうだ。

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