2011年1月9日日曜日

漢字文化圏

日本人は小学生で、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットを習う。おかげで、ほとんどの国で標識などを読むことができる。わからなくても辞書引いて調べることが可能だ。
中国など漢字文化圏では、中国語がわからなくても、漢字でおおよそ意味がわかります。欧米人は漢字の様な複雑な文字に慣れていないため、文字の微妙な違いを認識するのも一苦労だそうです。日本語を少し習っているアメリカ人に聞いた事がありますが、漢字とハングル文字の違いもわからないと言っていました。例えばアラビア文字などを習う場合、漢字やひらがなを習っている日本人にとっては、微妙な文字の違いを認識できるので、欧米人と比較して早く覚えられるそうです。
英語が不得意な人が多いと思いますが、文字という点では、日本人は世界の中でも一番有利だと言えます。中国を習うにしても、欧米人と比較すれば文字という点では間違いなく有利ですし、アラビア文字のように新しい文字だとしてもアルファベットしか使わない人たちと比較すれば、非常に有利だと考えるべきです。
漢字で残念な事は、簡体文字を使う中国本国、繁体文字(トラディショナル)の台湾や香港、独自の省略文字がある日本と同じ漢字でも違う文字になってしまっている点です。将来に向けて少しづつでも良いので、漢字文化圏で文字の共通化が図られると良いのではないかと思います。中国本土でもトラディショナルの文字を読み書きできるのがエリートと言う話を、中国の留学生から聞いた事ありますので、日本の漢字だけではなく、中国の両方の漢字も読み書きできると良いのかもしれません。欧米人と比較すると読み書きできる漢字の種類を増やすのは、非常に簡単な事なんですから。

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