2010年10月27日水曜日

何の問題も無かった 2007年問題

団塊の世代が大量に退職する2007年、ベテランが大量に退職して企業に大きな影響を与えると言われた2007年問題だが、ほとんどの企業でまったく問題がなかった。
「年金受給年齢を60歳から65歳まで引き上げ、定年後も継続雇用制度により、2007年問題は深刻なものとはならなかった」という説もあるが、実際に問題になる企業は少なかったのではないか?
技術革新により一部の職人さんが必要な業種を除き、IT産業を中心に若い世代が活躍している業種が増えていることもあるだろう。自動車でも精密な機械加工などを必要とする部門を除くと、電子制御化などが進み、若手の技術者のほうが開発力を持っている事も多いだろう。
また、団塊の世代と言えば、若いころから経済が右肩上がりで、年功序列で給料が上がった世代だ、そこそこ頑張れば何とかなった世代。現在の若者のほうが深刻だ。かなり頑張らないと出世もしなければ給料も抑えられてしまう。そんな状況で、たくましい能力の高い若手の人材も出てきている。
よく聞く話だが、多くの管理職のベテラン社員が「自分が休んだら仕事が進まず大変なことになる。」と思っているが、いざ怪我や病気などでしばらく休むことになっても、しばらくして出社すると、何事もなかったかのように、仕事は進んでいた。なんて事がほとんどだそうです。
延長雇用の人が65歳を迎える2012年が問題だという人もいらっしゃいますが、たぶん何事もなかったということになるでしょう。自分が思っている以上に若手は仕事をやらせれば、なんとか出来てしまうものです。

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